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私は、これまで地方銀行の社外取締役としての役割を担ってきたが、今年6月の株主総会終了時に任期満了により退任する。ホームページのプロフィールに記載させていただいている通り、銀行業務に関りを持ってから42年間という月日が経ったが、何とか任務を果たせたのではないかと自分勝手な充実感を感じている。終えるにあたって、銀行業務とは何だったのかを再確認するために、2015年に刊行された“ドキュメント銀行(前田裕之著)”を読み返してみた。そこに書かれていたことは、①銀行の基本業務は中世ヨーロッパの頃から全く変わってない、②銀行の本質も不変、③これまでも様々な経営者が新しいビジネスモデルの構築に挑戦してきたが、結局①、②の域を出ることはなかった(著者は「新たなビジネスモデル作りに成功した経営者はいない」と言い切っている)、と私なりに解釈した。
bankの起源は中世イタリア商人だとする説が有力で,両替商が店の前に取引用の台(=イタリア語でbanc)設置していたそうだ。日本では、江戸時代に金融業務を営む商人が登場したが、本格的な銀行は、明治政府が1872年国立銀行条例を制定してからである。お金(金銀)を扱う店という意味から、中国語で店=「行」を採用し、語呂がよい「銀」を選び、銀行となった説が有力のようである。

新たなビジネスチャンスを開拓していくチャレンジをし続けることは当然のことだと考えるが、その際にも決して忘れてはならないのは、銀行の基本業務と本質は不変であるということ、“ドキュメント銀行”に書かれている内容に賛同である。過去いわゆる“バブル期(1980年代)”といわれる時期があり、その後の“規制緩和時代”、多くの銀行が収益を追い求めてきたが、当時、上記の①、②のことを忘れてしまい本業とは外れた方向に突き進んでいなかったか、私自身も反省することが多い。
銀行の本質は、多くの個人・企業から預金という形で資金を調達し、銀行が持つ「幅広くかつ深みのある情報」と「分析力」を活用して、貸出という形で別の主体に資金供給することにある。情報を持たない個人・企業に代わって、その間に入り(=仲介機能であり間接金融と呼ばれる)銀行自身がリスクをとって、例えば預金利息という形で収益を還元していくのである。加えて広く国民のために資金決済を担っている。銀行は、そうした背後にいる国民に対しても重い責任を負うわけである。
※一方で、株式投資など企業が発行する証券に対して個人が投資する直接金融においては、各個人が独自の情報や分析力をもって(=自らリスクをとって)企業にお金を提供し、配当や値上がり益の実現という形で収益を得ている。

近年は多くの銀行、特に地方銀行が“コンサルタント銀行”になると標榜している。情報と分析力を活用して取引先を客観的にだけ見るのではなく、一歩進んでその取引先をより良くするにはどうしたらよいか、付加価値を上げるにはどうしたらよいかを考えていく銀行になるということである。①銀行の基本業務、②銀行の本質、③その前提としての「情報の幅広さと深さの追求」ということを忘れず、さらに進化させていくということである。そしてコンサルティングを看板に掲げる以上、情報力・分析力を追求し続けることは使命だといえよう。

私は今、司法書士という職業につき、様々な法律の下で個人や企業の方々の課題について相談に乗り解決していく、いわばコンサルティングを伴う業務を行っている。質の高いコンサルティングを行うには、(経験に裏打ちされた)知識・スキルの追求と(コミュニケーション力を背景に)お客様の情報や意向を如何に多くかつ深くまで掘り下げることができるかにかかっている。銀行が情報力・分析力を向上し続ける使命が課されているように、司法書士には“専門家責任”という強烈なプレッシャーがある。しかし、相談者の方にとって明るい未来が開けることを考えれば、これもまた“楽しみ”といったところであろうか。かつて、明石家さんまが言っていたことをふと思い出した。「努力は必ず報われる。それは早くやめた方がええね。好きだから、楽しいからやっているだけよ、で終わっといた方がええね。人は見返りを求めるとろくなことがないからね」

【2022年6月18日】

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